コメ農家はなぜ学校給食の完全米飯化を主張しないのか

  • 2014.12.06 Saturday
  • 11:49
先日、新聞の読者投稿欄で酪農家の方が、完全米飯給食を行っている新潟県三条市が今月から試験的に給食から牛乳を外すことに対して、批判的な意見を投稿していました。牛乳全体の消費量に占める学校給食の牛乳消費量の割合はかなり高いので、学校給食から牛乳が排除されたら酪農関係者の死活問題にかかわります。これは簡単には容認できませんから、意見の内容はともかく、酪農家であれば批判したくなるのは当然で、その気持ちはよく分かります。

一方で、コメ農家はどうでしょう。コメの消費量はどんどん減っています。一人当たりのコメの消費量はピーク時の半分になり、パンの消費額がコメの消費額を上回ったそうです。それでもコメ農家の人が「学校給食を完全米飯にして!」とか言っているのを私は聞いたことがありません。見渡す限り田んぼが広がる穀倉地帯でも、ほとんどの学校で給食には週に2回パンが出されています。コメ農家としてこのことは何とも思わないのでしょうか。特に今年はコメの値段が例年にないくらい下がっていて、コメ農家は大変だとか言われていますが、正直言って私には、コメ農家から、自分たちで何とかしようという気がまったく感じられません。コメ農家はコメを作ってさえいればよくて、コメの消費が増えようが減ろうがまるで関係ないとでも思っているかのようです。

学校給食でパンと牛乳に慣らされれば、自然に家でも食べるようになります。その子どもたちが大きくなって家庭を持つようになったら、自分の子どもたちにもパンと牛乳を与えるでしょう。パンや牛乳の消費量が増え、コメの消費量が減るのは当然のことです。コメ農家がコメの消費量が増えて、コメの値段が上がればいいと思うのであれば、学校給食の完全米飯化を主張するのはごく普通のことです。「買い取り価格を上げてくれ」とかいう前に、やるべきことがあるはずです。
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